鵞足炎とは?
脛骨内側に付着する薄筋、縫工筋、半腱様筋の3つの筋の付着部に過度なストレスがかかり、炎症を生じることを「鵞足炎」といいます。膝をいっぱいに伸ばす動作や急な方向転換時に負担がかかりやすく、マラソンやトレイルランニングを愛好するランナー、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど様々なスポーツで見られます。初期段階では運動時に痛みが出ることが多く、悪化すると安静時にも痛みを感じることがあります。
鵞足炎の原因
鵞足炎は、オーバーユース(使いすぎ)が原因です。マラソン練習などで練習量が増えている時や疲労が溜まってきている時は筋肉が硬くなりやすいので注意が必要です。また、靴が合わない状態でスポーツをすると、足首から膝に負担がかかるため、鵞足炎になりやすいと言われています。
X脚
X脚の人は、膝の内側がくの字に曲がるようになるので、膝の内側(鵞足)に負担が大きくなって炎症を起こします。そのため、X脚の方は運動中だけでなく、日常生活でも負担が大きくなりがちですので注意が必要です。
扁平足・外反母趾
扁平足の状態は足が内側に傾くことで膝も内側に傾きやすくなります。その結果、鵞足部への負担の大きくなりやすくなります。
中臀筋の低下
中臀筋は骨盤を支える筋肉で、片足立ちになった時に骨盤を傾けさせないようにさせる働きがあります。この中臀筋の筋力が低下すると、歩行中やランニング中に骨盤の横振れが大きくなり膝が内側に入りやすく、鵞足部に余計な負荷がかかりやすくなります。
鵞足炎の治療
鵞足炎はオーバーユース(使いすぎ)が原因です。まずは痛みの原因となっている運動を休止しましょう。鵞足炎の元となっている薄筋、縫工筋、半腱様筋が硬くなっているので、ストレッチ、マッサージを行なって筋肉の状態を整えることが大切です。炎症が強い場合はアイシングも行ないましょう。
「しらとりスポーツサポート」で出来ること
鵞足炎の元になる半腱様筋、縫工筋、薄筋の筋肉の硬さを取り除くために、マッサージや鍼治療を行なっていきます。また日常のメンテナンスとしてできるストレッチ指導、パーソナルトレーニングにてランニングフォームの改善や筋力トレーニングを実施することで、痛みが出にくい身体づくりのお手伝いが出来ると考えております。痛みを我慢することなく早め早めの治療で症状を改善させていき、楽しいランニングライフを送っていきましょう!